銭洲まで行ってウネリで渡れず神津島に引き返してペンペンシイラを釣った話

komomotw

2016年09月07日 20:29


 一行に要約したタイトルがすべてなのですが…、
先週は、Nさんに誘われて、急遽、銭洲へ。春からずっと機会を伺っていたけれど、天候や休みのタイミングが合わなかったり、キハダも始まっちゃったりで、結局春~初夏は行けずじまいだった。今回もそんなに行く気はなかったんだけれど、仕事の都合や奥さんのご機嫌をうかがってみると…、なんとかなりそうだ。釣果も最近こそ台風でずっと時化だったため未知数だが、8月中旬は船でカンパチがよくあたっていたとの情報あり。おまけにここ数日で黒潮もよい具合に蛇行しだし、なんとなく自分の中でフラグがビンビン立ってる気がして、これは行くしかないでしょ、と。
とゆうわけで、急遽、前日に決まった(前夜に出発するので正しくは当日)銭洲釣行、準備がまるでできていないのと、急に行けることになってテンションがおかしいのとで、テンパりながらとりあえず道具一式ぐっちゃりとバッグに放り込んでニヤニヤしながら自宅を出発。

深夜に下田に到着。集合時間の少し前に船が港へ到着すると、釣り人が慣れた手つきで黙々と道具を積み込む。4時前に船は下田を離岸。

最初のうちは結構ウネリがあって船が揺れたが、しばらくすると海も凪ぎ、仮眠から目が覚めてうっすら夜が明けた外を見ると、ベターっとした海が広がっていた。 久しぶりの銭洲にテンションは最高潮。今回はどんなドラマが起こるのか、10キロカンパか10キロマサかと妄想をぱんぱんに膨らませていると、船が減速、準備をしてキャビンから出ると、そこにはお久しぶりのネープルスが神々しく朝日に輝いておられる。

どこに渡してもらおうかと磯を眺めていると、船長はじめ、まわりの空気がなんだかおかしい。Nさんに話を聞くと、自分は見逃していたのだが、一度、ウネリでヒラッタイ(低い磯)が全部洗われたらしい。確かに、大潮の満潮と重なり 波長の長いウネリが時折押し寄せる…。一昨日の波がまだ落ちきっていないのか、もしくは黒潮の潮流によるものか。一見、ベタ凪なんだが。ま、まさか。。いやーな予感…
20分ほど様子を見た後、船長より一言「引き返そう」


一見すると乗れそうな感じもする微妙な判断だったと思うけれど、そこは船長も我々釣り人も安全が最優先だしこの判断は仕方がない。
船はゆっくりとUターンし銭洲を後にする、ここまで来たのに、だんだんと小さくなるネープルスを見ながら切なさが止まらない。。 ここでようやく気づいた、こ、これだったのかフラグは…


一時間ほどかけて神津島のタダナエに戻り釣りをしたが、カンカンの真っ青な海はシイラばかりで、さすがにモチベーションが続かずにダラダラと時間を過ごし、ペンペンシイラ3匹という結果で終了となった。

ホントいろんな意味で遠いです、あの磯。




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